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Sencha Touch 2.3公開:Touch Grid、Cordova Support、新しいテーマ

こんにちは、ゼノフィnakamuraです。

この記事は、US Sencha社ブログ Announcing Sencha Touch 2.3 – Touch Grid, Cordova Support, and New Themes を翻訳したものです。

イントロダクション

20130927-touch-2-3本日はSencha Touch 2.3を公開しましたので、iOS7対応のテーマや、Touch Grid(Sencha CompleteSencha Touch Bundle)を紹介します。Sencha Touch 2.3には三つの新しいテーマが含まれています:Cupertino (iOS7用に作成された)、Cupertino Classic(iOS6とその以下のために作成された)、Mountain View(Android用テーマ)と他のテーマの改善も行いました(Blackberry 10のアップグレードも含む)。Sencha Touch 2.3はデバイス機能によりアクセスできるようにCordovaも統合されて、また他の改善もいくつかあります。この機能のリリースによって、Senchaフレームワーク上のモバイルアプリケーション開発が大きく進化します。これはデバイス機能にアクセスするデータリッチなアプリケーションは特に影響されます。

Sencha Touch 2.3をダウンロード


HTML5のiOS7テーマ

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あなたのターゲットプラットフォームにネイティブな感じのテーマを作成するのは本当に大きな努力が必要です。iOSの最初のリリース以来、今回のiOS7の外観と感触は最も大きく変化したことは明らかです。iOS7のリリースで、皆様は出来るだけ速く自分達のアプリケーションをiOS7でネイティブに見えるように変えたいことでしょう。Sencha Touch 2.3では、すでにiOS7をサポートしています。Sencha Touchで作成した、既存のiOSアプリケーションを素早くアップグレードでき、その上、iOSアプリケーションのターゲットプラットフォームのバージョンによって、CupertinoとCupertino Classicの間も選択できます。


他の新しいテーマと改善

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いくつか既存しているSencha Touchのテーマがバージョン2.3でいくつかの改善を受けました。我が社は細かくBlackberry 10のテーマに取り組んで、Blackberry 10のスペックにぴったり合うようにテーマのルックアンドフィールを改善しました。また、iOSとAndroid用の新しいテーマを導入しました:Cupertino Classic (iOS7以前に対応するテーマ)、とMountain View (Androidに対応するテーマ)。Blackberry 10のテーマに対して詳しくはBlackBerry Developer Blogをご覧ください。

Sencha Touchのテーマ切り替え機能を利用して、それぞれのプラットフォームに基づいたテーマを利用することができます。より詳しくBlackBerry 10の開発を知りたい人はBlackBerryGetting Startedのガイドをご覧下さい。


新しいTouch Grid

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Sencha Touch Gridはタッチデバイス向けにとても最適化されたコンポーネントです。Touch Gridを利用すると、タッチデバイスで単純に大量のデータを取得、分別、フィルタリング、編集できます。グリッドの各カラムの構成は単純で、カラムレンダリングを利用してどのカラムをカスタマイズできます。

Sencha Touch Gridはグリッドへの機能追加をサポートするためにプラグインアーキテクチャを利用します。例えば:

  1. ViewOptions:グリッドカラムの表示、隠し、整理を可能とします。
  2. ColumnResizing:縮小ジェスチャーでカラムをリサイズできます。
  3. Editable:(一つ一つ)一行の全てのグリッド内容を編集できるようにします。
  4. MultiSelection:複数の行の選択と削除を可能とします。
  5. PagingToolbar:素早く他のデータのページにナビゲートできるようになります。
  6. SummaryRow:グリッドの上に集計データ(平均、最大、最小、その他)を追加、または張りつけることが可能となります。

Touch GridはSencha CompleteまたはSencha Touch Bundleの一部として公開されています。

近い将来、Touch Gridにはバッファードストアなどの、いくつかの改善をリリースします。もし欲しい機能の改善が特別にありましたら、コンポーネントを向上するためにフォーラムで提案して下さい。Touch Gridはこれからのリリースのユーザーエクステンションを通して、Sencha Architect 3で対応されます。

Sencha Completeを試す Sencha Touch Bundleを試す


Cordovaのサポート

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Sencha Touch 2.3リリースはSencha開発者に新しいネイティブパッケージングの機能を提供しますし、いくつか新しいテーマと改善が含まれています。Touch 2.3でネイティブパッケージングを出来るだけスムーズにしました。Apache Cordovaを完全にサポートするコンポーネントにするために、デバイスAPIとSencha Cmdを変更しました。Touch 2.3は加速度計、カメラ、キャプチャ、コンパス、接続、連絡先、デバイス、イベント、ファイル、位置情報、グローバル化、InAppBrowser、メディア、通知、Splashscreen、ストレージのCordova APIをサポートしています。その上、一つのコマンドでアプリケーションを複数のデバイスにパッケージできるようにTouch 2.3はSencha Cmd 4.0内でAdobe PhoneGap Build を対応しています。それと自分のローカルマシンでネイティブのビルドを生成する詳しいガイドも含みました。Touch 2.3はBluetoothプラグインのようなCordova APIプラグインを直接サポートしませんが、我々が提供しているガイドに従って、アプリケーション内で利用する事はできます。


ファイルアップロードとプログレスインジケーター

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Sencha Touch 2.3はXHR2をサポートするデバイスでXMLHTTPRequest Level 2 (XHR2)の完全対応が含まれています。XHR2のスペックは改善したファイルとイメージのサポートに加え、プログレスイベントへのアクセスが含まれています。ユーザーがファイルで作業している最中に本当の表示を提供する新しいXHR2の機能を利用する新しいProgressIndicatorコンポーネントをSencha Touch 2.3に追加しました。デバイスのキャプチャ対応付きの新しいExt.field.Fileコンポーネントが追加されました。


Sencha Cmd 4.0

このリリースで、Cordovaの統合を含めて、最新のSencha Touchをサポートする、内部的なリファクタリングをしました。新しいant cordovaのコマンドはCordova 2.9.0 APIとパッケージングをアクセス可能としました。その上に新しくapp watchコマンドを追加しました。app watchはバックグラウンドで実行して、自動的に通常のファイル変更を管理して、プロジェクトへの変更を連続的にアップデートします。変更が検出されたら、アプリケーションとそのCSSを更新される為の最小の作業だけが行いますので、手動でapp refreshを実行するかSASSを再作成することを避けられます。この機能はSencha Cmd 4.0でTouchとExt JSの両方で使用可能となります。

Sencha Cmd 4.0ダウンロード


まとめ

開発者にとって、外見上で魅力的なモバイルアプリケーションを生成し、それを素早く動作させるのは大変な作業です。Sencha Touch 2.3のリリース、iOS7のテーマ、Sencha Touch Grid、Cordova対応、その他の新たなテーマのお陰で、素晴らしいウェブアプリケーションの体験を提供することがより簡単になりました。この改善はデータリッチなアプリケーションを作成したい人や、iOS、Android、BlackBerryのデバイスでネイティブのようなルックアンドフィールを提供したい人にはとても良いチャンスです。このリリースについて、我が社はわくわくしていますので、是非皆さんが新しい機能を利用した感想を教えていただきたいです。より良い改善を行っていきたいと思っておりますので、フィードバックをフォーラム書いていただければ幸いです。

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