Sencha Architect で生産性を高めるための5つのコツ
こんにちは、ゼノフィseoです。
多くの開発者、特にJavaと.Netの経験が長い方々は、ドラッグアンドドロップでプロトライプやアプリケーションを作ることに非常に慣れています。ビジュアルビルダの一番のメリットは、似たようなコーディングを繰り返しながら開発することに比較してベストプラクティスコードを効率よく生成できる点です。Sencha Architest はExt JS 向けのビジュアルビルダであり、ウェブ開発者がドラッグアンドドロップによりさらに早く効率よくアプリケーションを構築する手助けをします。Sencha Architect を利用して生産性を上げるコツを以下に挙げます。
最新のバージョンへアップデートする
Sencha Architect 3.5.1 のGA版はSencha Support Portal、またはExt JS トライアル版で入手できます。Sencha Architect 3.5.1 はExt JS 6.0.2 クラシックツールキットに対応しており、最新のSencha Cmd 6.1.2 にも梱包されています。Architect のご利用が初めてであれば、チュートリアルに従ってデスクトップアプリやレンポンシブダッシュボードアプリを作ってください。私の作成したこれらのチュートリアルのArchitect アーカイブファイルはGitHubに置いています。
Sencha Architect をカスタマイズする
Architect はテンプレートやサンプルアプリ、そして広範囲におよぶExt JS のクラスやコンポーネントのツールボックスを含んでいます。あなたのアプリをappテンプレートに加え、クラスをツールボックスに追加することで、Architect の良さを最も有効に利用いただくことができます。
アプリでモックデータを利用する
データを扱っているコンポーネントを動作確認するためにしばしばモックデータが必要となります。Architect ではストアにバインドするモックデータを簡単に生成することができます。ストアを選択し、メニューより”Generate Mock Data”を実行します。Generate Mock Data ダイアログでは、生成するデータのモデル、データ量、モックデータの定義を指定することができます。
グリッドを素早く作成する
企業での開発者であれば、すでに用意されているデータモデルに従うグリッドベースのウェブアプリケーションを作成することが多くあります。Architect ではグリッドのカラムを作成しモックデータへバインドする処理が簡単にできます。グリッドパネルコンポーネントでメニューの”Grid Builder”を実行します。Grid Builderでは既存のモデルやJSONオブジェクトなどのデータソースを選択し、モックデータを利用してグリッドビューカラムやストア、そして指定されていなければモデルも生成することができます。
データアプリを数分で作成する
近年のアジャイル開発においては、データモデルの確定後すぐにプロトタイプのウェブアプリケーションを作成、共有したい場合があるでしょう。Architect の提供している”Data UI Builder”を利用すれば、データ駆動型の複雑なアプリやプロトタイプを即座に作り始めることができます。Data UI Builder は既存のデータモデルメニューもしくはArchitect のツールバーから実行することができ、これでウェブアプリケーションの一式を作成することができます。グリッドビューやリストビュー、詳細ビュー、フォーム、バリデーション、コントローラ、ストア、モックデータを素早く簡単に、ビジュアルインタフェースを使って段階的な手順で作成することができます。シンプルなTaskデータモデルを作って生成されたアプリのスクリーンショット次に掲載します。
活発なフォーラムコミュニティに関わる
最後になりますが、Architect には活発なフォーラムコミュニティがあり、Architectの改善に有用な皆様のコメントを我々は定期的に確認させていただいています。Ext JS 6.1 およびモダンツールキットに対応した新しいバージョンのArchitect をQ3までにリリースする予定にしています。フォーラムをチェックし、フィードバックを共有していただけますと幸いです。