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次世代ハイブリッドアプリケーション: どのデバイスにも、より低いコストで、より早く実現できる、より優れたアプリ

こんにちは、ゼノフィseoです。

この記事は、US Sencha社ブログNext-Generation Hybrid Applications: Better apps, delivered faster, at lower cost, on any device (2015年9月1日 | Nick Harlow) を翻訳したものです。

企業におけるiOSスマートモバイル端末の急激な普及をきっかけに2009年に始まったモバイル端末の盛り上がりも、6年が経とうとしています。第一世代のハイブリッドアプリケーション(Apache Cordovaのようなネイティブパッケージャーにより、様々なプラットフォームに対応するネイティブコードにラップされたウェブアプリケーション) はネイティブパッケージャーの欠点を露わにしました。以下のようなものです。

  • App Store への頻繁なデプロイ
  • 統合されていない管理やセキュリティ
  • クロスプラットホームプラグインの一貫性のなさ

 

次世代ハイブリッドアプリケーションではこれらの弱点が修正され、高品質なアプリケーションをより低コスト・短時間で開発者がビルド、デプロイし、保護、そして管理することができるようになりました。下記のようなSencha Web Application Manager のソリューションがこれらを可能にしています。

  • 管理されたセキュアなアプリケーションソリューション
  • デバイスに依存せず一貫してかつモダンな実行環境
  • すべてのプラットフォームで同じように動く高品質なクロスプラットフォームAPI群

 

App Storeへの公開や複数のデバイスに亘る複雑なテスト、管理・セキュリティ面で主要度の低い機能の開発など、生産に直接関係のない開発プロセスは上記のアプローチによって不要となるか、もしくは大幅に削減されます。また、セキュアなオフラインデプロイ、アプリケーション分析、デスクトップやタブレット、スマートフォンへの即座のプロビジョニング/デプロビジョニングも提供されています。

次世代ハイブリッドアプリケーションのデプロイソリューションや管理ソリューションにより、企業はアプリケーション管理やデプロイ、データセキュリティ、分析などの基盤技術を改めて開発する必要がなくなり、限られた予算をコア・コンピテンシーや差別化につながるイノベーションに注ぎ込むことができます。

Sencha社の委託により最近行われたForrestor Consulting の調査においてUS とヨーロッパの中~大規模の企業は、アプリケーション開発で成功するための障壁として下記の点を挙げて回答しています。

1. 多様なデバイスに亘るアプリの開発とデプロイ

40%の回答者が次のように述べています。次世代ハイブリッドアプリケーションによって、対象とするプラットフォーム全てにおいて最適に動作するアプリケーションの開発プロセスが単純化される。全てのプラットフォームに共通する単一のモダンウェブ実行環境を用意することで、プラットフォームの分散により広がりつつあった問題-デバイスの種類を超えたアプリケーションのテストを高価で複雑にしている問題- を解決する。

2. ユーザー端末におけるデータの保護

37%の回答者が次のように述べています。モビリティはデータセキュリティをより重要なものに、かつ技術的により難しくした。次世代ハイブリッドアプリケーションのソリューションは統合されたセキュリティを提供し、開発者の負担を減らす。

3. 開発コストの超過

38%の回答者が次のように述べています。従来より複雑になったアプリケーションを、従来と同等もしくはより少ないリソースでより短時間に開発することを企業は要求しており、これでは簡単にコストを超過してしまう。次世代ハイブリッドアプリケーションがデプロイや管理、セキュリティ、認証、分析、監査を統合的にサポートする企業級の基盤を提供することで、厳しい要求の達成をより可能にする。

Barriers to Success with Application Projects

Source: The Rise of Web Technology, Forrester Consulting, May, 2015. (n=64)

 

アプリケーションの開発を一連のプロセスで進め、ライフサイクルを全体的に管理することで、企業はより少ない時間とコストで多くのデバイスで動作する高品質のアプリケーションを開発することができるようになりました。お客様と仕事を進めていく中でSencha社は、三種類のプラットフォームにおける5年間のアプリケーション開発維持費をモデル化しました。このモデルではアプリケーションのライフサイクルにかかる費用をネイティブ、ハイブリッド、およびWeb Application Manager を利用した次世代ハイブリッド で比較しています。

Cumulative Application Development and Maintenance Expense

Cumulative application development and maintenance costs
Key Assumptions: 3 target platforms (e.g. Desktop, iOS, Android), 5-year lifespan, 3 dev and qa engineers respectively, 6 months to build v1.0 app, median engineering and QA salaries according to U.S. Bureau of Labor Statistics.

 

同一の開発条件で比較すると、Web Application Manager を利用して次世代ハイブリッドアプリケーションをデプロイ、および管理することで莫大なコストの削減を見込めることがわかります。つまり同じアプリケーションを同じコストで同じ数のエンジニアで開発する場合、次のようなコスト削減を期待することができるのです。

  • ネイティブと Web Application Manager を利用した次世代ハイブリッド : 59%
  • Cordova/PhoneGap を利用したハイブリッドと、Web Application Manager を利用した次世代ハイブリッド : 34%

ここで浮かせた費用は機能の追加やより早い開発に回すことができます。

いずれにしろ、Web Application Manager を利用して次世代ハイブリッドアプリをデプロイすることで、限られた開発リソースをより効率よく使うことができ、結果として競合他社に対してアプリケーション開発の優位性を確立することができます。

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上で示したコスト比較を貴社の条件に合わせた場合にどのようになるかお知りになりたい方は、お気軽にこちらまでご連絡ください。

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