ウェブがモバイルで勝利する5つの理由
こんにちは、ゼノフィnakamuraです。
Nick Harlow
Sencha と長らくお付き合いいただいている方なら驚くことはないでしょうが、我々はウェブテクノロジーの素晴らしさや優位性を信じています。90年代半ばごろにメインストリームのインターネットが爆発的に広がる以前に、企業用アプリケーション開発がウェブの成長と共に変化を遂げることを予測できた人は少ないでしょう。しかし、デスクトップやノートパソコンで使用される企業用アプリに関しては、結果が出てからしばらく時間も経っています。結果ウェブが勝ちました。そして、モバイルでも間違いなく勝つでしょう。
デスクトップやノートパソコンで使用される企業用アプリに関しては、結果が出てからしばらく時間も経っています。結果ウェブが勝ちました。そして、モバイルでも間違いなく勝つでしょう。
お客様のアプリケーション戦略がここ数年でいかに進化したかを観察した結果、デスクトップの時代に起こったダイナミクスが同じモバイルのランドスケープで起きていることがわかります。消え行くネイティブアプリケーションの優位性、細分化されたハードウェアや OS マーケットでの特定プラットフォームのアプリケーションは、一般的なウェブランタイムが存在する機械であれば動くウェブベースのアプリケーションに道を開けています。
企業用ソフトウェアにとっては、例外を除いてはマルチプラットフォームへの対応やリクアイアメントを考慮するためにデスクトップに新しいアプリケーションを届ける場合は、ウェブベースの技術が使用されています。多くの組織はウェブがモバイルデバイスでの長期的ニーズに応えられるということに気付き始めています。Gartner は 2015年の 新しい企業用アプリケーションの90% はウェブベースもしくはウェブに依存したハイブリッドアプリになると予想しています 。その理由には以下があげられます。
- 上質な WebView がほとんどのプラットフォームに提供されています モバイルが爆発的に進化を遂げた最初の数年では、モバイルOSベンダーはネイティブ開発エコシステムの水準を高め、開発者をプラットフォームに集めようとしていました。その結果として、WebView (モバイルハイブリッド HTML 5 アプリケーションが依存するウェブのランタイム )は、ネイティブに対して数歩遅れてしまい、パフォーマンスが低く水準の低いユーザー体験となってしまいました。 ハードウェアアクセラレートしたレンダリング、WebGL のサポート、ハイパフォーマンス JavaScript インタプリターなどの高機能は、存在しなかったりベンダーのポリシーのため認可されていませんでした。例えば、Apple社は、WebGL サポートを iOS 8 までわざわざ使えないようにしていました。現在のモバイルウェブスタックは、パフォーマンスや機能性の充実面でもネイティブの同等物と何の変わりもないと言えるようになりました。
- 幅広いプラットフォームへの対応はウェブ技術を使った場合のみに採算が合う 近年、開発者はデスクトップ、タブレット、スマートフォンに対応したアプリケーションを作る状況が増えてきています。同じアプリケーションを複数のネイティブ言語上で実装し、複数のデバイス、デバイスベンダー、OS間でテストし、さらにアプリケーションのライフサイクルを通してコードベースを管理しなければいけない状況を想像してみてください。このアプローチは無駄な出費が非常に多く、特にアプリケーションの大きなポートフォリオを持っている組織にとっては割にあいません。
- ウェブ技術がデスクトップとモバイルの橋渡しをします 多くの組織はデスクトップブラウザーで使用するウェブアプリケーションをいくつか持っているでしょう。それらの機能性を高めるためのアップデートとは別にモバイルデバイスでも使用できるようなアップデートも求められています。ウェブ技術をてこ入れすることで、組織はアプリケーションをより早くモバイル化し、結果より安いコスト、そして開発者の労力や時間を削減することができます。
- ウェブ技術を使用することでアプリケーション管理やセキュリティが簡単になります デスクトップや様々なモバイルプラットフォーム上での管理やセキュリティは、プラットフォーム自体と同じくらい細分化されています。企業用モバイル管理ベンダーは (ほとんど )モバイル志向のソリューションを提供し、デバイスやデバイスのネイティブアプリは管理しますがデスクトップには限られた点でしか機能しません。 この不均衡は、結果的にデスクトップの管理とセキュリティ問題の責任を開発者に押し付けることになり、彼らは車輪を再発明しなければいけなかったり、放置された問題を解決するためにマルチポイントソリューションをインストールしなければなりません。ウェブ技術を使ってクロスプラットフォームアプリケーションを作ることで、開発者は同じメカニズムを使用してアプリケーション、ユーザー、データを全ての対象のデバイスで管理、そしてセキュアすることができます。
- デバイスの細分化は加速しています。ウェブが開発者が遅れをとらないように助けてくれます。 企業の中でこれらのものの中でどれが利便性があるかはまだ定かではありません。しかし、開発者がこういった新しいカテゴリーのシステムに対して新しいネイティブコードベースを追加したり書き直したりすることは非常にコストがかかり、生産的でないことは明らかです。既存のアプリケーションの寿命を伸ばし、こういった新しいデバイスにも対応させるために有効な唯一の方法がウェブ技術を使って開発することと、デバイスベンダーが彼らのハードウェアプラットフォームで高水準なウェブランタイムを持たせて出荷するということです。既存のアプリケーションは現在のままか、もしくは多少の調整を加られた状態で様々なプラッットフォーム上で (例:画面サイズ、メモリーフットプリント、ネットワーク接続プロファイル、など )動かすことができます。
技術のイノベーションのスピードは非常に早く、特にアプリ開発者にとっては非常に複雑な問題をもたらします。アプリケーション開発、セキュリティ、管理は正しい戦略を選ばない企業や組織にとっては非常に高価なものとなってしまいます。しかし、こういった問題はデスクトップの時代はウェブ技術が組織を助けてくれました。そして、モバイルデバイスでも助けてくれることは間違いないでしょう。
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