HOME > 開発者向けBLOG > Sencha Blog >  Sencha GXT と GWT について

Technology Note 開発者向けBLOG

Sencha Blog

Sencha GXT と GWT について

こんにちは、ゼノフィnakamuraです。

私の名前は David Chandler、Sencha GXT の新しい Developer Advocate です。私が Sencha GXT チームに加わったのは最近なので、これを機に GWT エコシステムでの変更点について振り返りたいと思います。これは GWT が2012年に完全にオープンソースとなったことに由来するものでもあり、Sencha GXT の今後についてもお話ししたいと思っています。Sencha GXT については近日行われるウェビナーでも詳しく知ることができます。

企業用 Java ウェブアプリを作る上でのベストプラクティス

February 10, 2015
10:00am PST

まず、GWT エコシステムが今までよりも強靭なものになったことを報告できることを誇りに思います。Google の Ray Cromwell によると GWT には15万人の 30日間アクティブなユーザーがいます。つまりウェブフレームワークの中でもかなり人気のあるものと言えるということでしょう。これは2012年にプロジェクトが完全にオープンソースになったときに比べて50% の増加と言えます。過去2年間で、GWT は ArcBees、Sencha、Vaadin など Google の他にもたくさんの貢献者がコミュニティをアクティブに盛り上げてくれました。

去年の GWT.create カンファレンスは アメリカとヨーロッパで700人以上の参加者を集めました。今年のカンファレンスは super dev mode 、GSS (Closure スタイルシート )、Java 8、についてのアップデートを発表予定しています。そして 70% が GWT でできている、 Google の新しい Inbox アプリについても解説する予定です。

GWT 開発者の大きな懸念事項の一つは、長い間 GWT の優れた機能の 1つとされていた classic dev モードが徐々に消えていっているということでしょう。これはブラウザプラグイン APIの変更によるものです。ツールに関してはは非常に悲惨な期間もありました。特に Mac では Chrome と Safari 両方が GWT dev モードプラグインが使用していた API を外してしまったためです。しかし、Google は社内の 3000人の GWT 開発者がツールを使えない環境は快く思っていないようです。GWT 2.7 と インクリメンタルコンパイルのおかげで、人々が心待ちにしていた super dev モードは classic dev モードよりもページの更新では優れていて、プラットフォームに依存せず独立しているという利点もあります。super dev モードをスマホやタブレットのブラウザで実行し、USB 接続を通してデスクトップで Chrome Developer Tools を使ってデバッグすることなども可能です。

super dev mode の初期のバージョンは設定も実行も難しかったのですが、最新の IntelliJ IDEA (14) と Google Plugin for Eclipse のおかげで SDM を GWT バージョン 2.5 以降で起動するのは非常に簡単になりました。これについては Manolo Carrasco (Vaadin) と Brandon Donnelson (Sencha) を含む、GWT コミュニティへの貢献者に感謝です。実際に動く所を見たければ以下のスクリーンキャストをご覧ください:

Running GWT 2.7 Super Dev Mode in Eclipse with SDBG
Running GWT 2.7 Super Dev Mode in IDEA

GXTのアップデート

GWT の成功に伴い、Sencha GXT チームも GXT 4.0 のリリースに向けて大きな改良を予定しています。モバイル端末については、日が経つにつれ力を増していることは確かです。最近 AndroidOS がウェブビューをアンバンドルしたことで、super dev モードをウェブビューベースのアプリで実行できる環境は、モバイル GWT 開発にとって非常に魅了的なことです。Sencha はこれらの強化に合わせ、モバイルフレンドリーな機能を GXT 4.0 に加えます。

  • タッチサポート
  • モメンタムスクロール
  • モバイルに最適化された新しい“Crisp”テーマ

また、新しいグラフィカルテーマビルダーも登場する予定です。これにより、カスタムテーマを簡単に作る事ができます。GXT 4.0 では、今までもよりも簡単に、テスト可能でデスクトップとタブレットでも綺麗に表示される HTML5 アプリを作ることができるようになります。

Sencha GXT の過去のバージョン

GXT 4.0 は GXT 3.x プラットフォームからのバグの修正にも対応しているので、現在 GXT のバージョン3.x を使用している場合、移行は非常に簡単なものになります。Sencha は非常に大きな投資を GXT プラットフォームにかけています。タッチサポートなどの新機能の他にも、たくさんのラーニングリソース、スクリーンキャスト、サンプルアプリ、専門的な GXT トレーニングなどを用意し、複数のデバイスを越えて強力な HTML5 アプリを作り始める準備を整える予定です。

個人的には、成長しているGXT チームの貢献と可能性に大きく感心しています。チームは日々バグを直し、高水準なフォーラムサポートを提供し、GWTコミュニティでは大きな貢献をしています (特にツールに関してです。これは GWT 開発者にとっては重要です )。このチームの一員でいることに誇りを持ち、GWT コミュニティーのアクティブなメンバーでいて良かったと思っています。

GXT / GWT 開発の最新情報に関しては、是非 G+コミュニティへの参加、もしくは GWT.create Silicon Valley や GWT.create Munich などのイベントへの参加をよろしくお願いいたします。

SenchaCon 2015 でもいくつかの GXT トラックを用意する予定です。そちらでお会いできるのも楽しみにしております。

PAGETOP