アンバンドリング: 新しいモバイルアプリ戦略
こんにちは、ゼノフィnakamuraです。

この数ヶ月、いくつかの有力なテクノロジー企業 (FacebookとGoogleも) がモバイルアプリケーション戦略をシフトすることを発表しました。 「アンバンドル」と呼ばれる新しい戦略は、大きい単一の Web アプリケーションやスイートを分解して、一点集中型の簡素化されたスタンドアロンモバイルアプリを作ることです。 アンバンドルについてや、この戦略がコンシューマーモバイルアプリケーションの環境にどう影響するかという議論は、他の疑問も湧いてきます。例えば、企業はモバイルアプリケーションをアンバンドルするべきか、また、その戦略を成功に導くにはどうすれば良いか? この記事では二番目の質問に焦点を当て、企業がアプリケーションを成功裏にアンバンドルするために Sencha Space がどう役に立つかを説明します。
エンタプライズでアンバンドルはどのような形になりますか?
消費者向けのソーシャルメディア会社や他のインターネットの大企業と違って、多くのエンタプライズアプリケーション開発者は、ほとんどのアプリケーションに適用することになる、デプロイ、セキュリティ、ユーザーアクセスコントロールの必要条件を検討する必要があります。 さらに、エンタプライズモビリティのベンダーは、エンドユーザーは端末上で個人情報と業務情報を区別したいということを学びました。 この環境でアンバンドルを成功させるには、次のポイントを上手に組み合わせることが必要となります。
- セキュリティとアプリケーション、ユーザー、データのライフサイクルを管理する能力
- 複数のOSやデバイスへのクロスプラットフォームデプロイ
- 重要な業務データと個人データの分離
ご想像の通り、この課題を解決するのは簡単ではありません。 多くの企業では、既にデバイス上でアプリケーションの管理をしたり、個人データと重要な業務データを区別したりするために、管理されたモバイルアプリのコンテナを採用しています。 その企業はこの技術をどこまで活用して、アンバンドルの実装に利用できるでしょう?
Sencha Spaceが企業アプリのアンバンドルをお手伝いします
Sencha の管理されたアプリケーションプラットフォーム「Space」は、アンバンドルされたアプリケーションとして、複雑な Web アプリケーションの小さなモジュールをデプロイして動作させるようにできる SDK を提供しています。 Sencha Space Invoke API は軽量な RPC メカニズムのように動作し、Space 環境内で各モジュールがお互いを呼び出して、データを交換できます。 このメカニズムはアプリケーションの基本的なアンバンドルを容易にしながら、今後の統合を容易にするために、モジュールは緩く連結されています。
Spaceを利用してアプリケーションをアンバンドルする:実際のケース
さて、実際のケースを検討しましょう。個人情報管理と通信アプリケーションです。 この分野の統合されたアプリケーションのスイートには、メールクライアント、アドレス帳、共有カレンダー、インスタントメッセンジャー、電話ダイヤラーなどの機能がよくあります。 各機能はより大きいアプリケーションの一部として実装され、パッケージングされ、販売され、強く結合した単一のアプリケーションとして、一斉にデプロイされます。
Sencha Space でこの機能がアンバンドルされてデプロイされたと想像しましょう。 アプリケーション開発者がそれぞれを個別のモジュールとして構築しデプロイできて、Invoke API を使って他のモジュールとの通信するために、関連する機能を外部に公開できます。 例えば、スタンドアロンのメールクライアントは他の認定されたアプリケーションから呼び出すことができます。 連絡先のフィールドにデータを挿入するために、スタンドアロンのアドレス帳を呼び出せます。 タスクマネージャーアプリを呼び出して、簡単にタスクを生成でき、それがまたタスクの実行を管理するためにカレンダーアプリケーションを呼び出せます。 同様に、そのアドレス帳のアプリケーションは同僚、パートナー、仕事の関係者がオンラインの状況を調べるためにチャットアプリケーションを呼び出したり、簡単にチャットセッションを始めることもできます。
このアンバンドルされたアプリケーションは Sencha Space プラットフォームとコンテナでデプロイされているため、IT管理者がアプリケーションやデータに対しての、アクセスの管理、保護、提供、取り消しの能力があります。 さらに、エンドユーザーは単一の Sencha Space クライアントアプリケーションをインストールするだけで、これらのアプリケーションを利用できるようになります。そのため、業務データと個人データの分離を保つことができます。
なぜ企業はアプリケーションをアンバンドルするべきか?
アンバンドルすると、組織はよりスマートにデプロイでき、より明確なアプリケーションユーザー体験を提供することが可能となります。 企業は、アプリケーションをデプロイするために、管理、セキュリティ、柔軟性を提供するプラットフォームを利用し、この方法で内部連携ができるようになります。 Sencha Space が長期的なモバイル化のニーズに対しどんなお手伝いができるか詳しく知りたい方は、是非毎週行っている Space の ウェブセミナー に参加して下さい。