Sencha Ext JS 6.0 を発表
Sencha Ext JS と Touch の力を合わせた Ext JS 6.0が登場 / デスクトップアプリをタッチスクリーンのタブレット、ノートパソコン、スマホに拡張
2015年 3月 17日 カリフォルニア・レッドウッドシティ – HTML5 デスクトップ、モバイルウェブアプリケーション開発技術の大手、Sencha は主要商品である Sencha Ext JS と Sencha Touch ウェブアプリケーション開発フレームワークを Sencha Ext JS 6.0 に統合したことを本日付で発表しました。
このリリースは、ウェブアプリケーションをデスクトップというプラットフォームから、日々従業員が使用する無数のデバイスへの移行を求められている企業開発者の声に反応したものです。これにより、企業のIT部は単一の JavaScript コードベースで、デスクトップ、タッチスクリーンタブレット、スマートフォンに渡る、ウェブアプリケーション体験を作成することができます。
「事実上、各従業員は適切なアプリケーション体験を適切な場面で、どんな画面上でも使用できなければなりません。そして、現在の二分化されたデスクトップとモバイルウェブアプリケーション開発は、その条件を満たすことができています」と話すのは Sencha の CEO、アート・ランドー氏。
「我々の最も人気な二つのフレームワークをマージすることで、企業が事業で必要としているアプリケーションのユーザー体験を最適化するための大きな手助けになります。Sencha Ext JS 6.0 は 企業がウェブアプリケーションを開発する形を大きく変えます。それは、今日のアプリケーション利用者が使用する OS や 端末、そしてモダンブラウザとレガシーブラウザーに互換性を持った、単一のフレームワークを提供することによって可能となります。」
ウェブアプリケーション開発が期待されることは、企業がユーザーのニーズに合わせながら、費用効果を高く、アプリケーションを様々な端末やプラットフォームに渡ってデザインしデプロイするということです。企業は断片化されたモバイルデバイスの世界にアプリケーションを届けられることを求められることに伴い、アプリケーション開発のライフサイクルは非常に複雑で扱いにくいもとなってしまいました。それにより、新しい機能をタイムリーに届けることに制約があったり、アプリケーションのデプロイが IT とユーザー共に、不必要に複雑化されてしまっています。
それに加え、伝統的なポイントしてクリックするデスクトップアプリケーションから、タッチベースのタブレット、ノートパソコンとスマートフォンへのマイグレーションは、画面や UX が抱える問題を解決するために膨大な量のソフトウェアエンジニアリングが必要とされています。
「企業周辺で起きている問題とは、リーズナブルなコストでアプリケーションを複数のプラットフォーム上で開発、管理を続けるということです。」と語るのは IDC のリサーチプログラムディレクター、アル・ヒルワ氏。「職場で使用される様々な端末が増える中、複数のブラウザ、OS、端末に渡って開発、デプロイすることができるアプリケーションプラットフォームに企業は引き寄せられつつあります。」
単一の JavaScript フレームワークを提供することで、Sencha Ext JS 6.0 は開発者がアプリケーションを、伝統的なデスクトップ端末(モダンブラウザ、レガシーブラウザを含む)から、タブレット、タッチパネルノートパソコン、スマートフォンプラットフォーム(iOS、Android、BlackBerry、Windows)などのタッチスクリーン端末へ、既存のコードベースにほぼ変更を加えることなく移行できることを約束します。
全てのウェブアプリケーション開発のための単一のマージされたフレームワークとして、Sencha Ext JS 6.0 は以下のものを提供します:
- アプリケーションを作るための、モデルビュービューモデル(MVVM)アーキテクチャ(伝統的な MVCと併用)が用いられる単一の JavaScript ソースです。それにより双方向バインド、モジュラー、拡張可能なウェブアプリ開発が可能になります。
- Sencha Ext JS と Sencha Touch が提供する UI コンポーネントツリーに渡ってデータパッケージ、イベントとジェスチャーシステム、ダイナミックローダーやユーティリティクラスなどのコア機能が使用でき、これらには共通コードベースがあります。
- 包括的なセットの UI ウィジェットが存在します。これらを使い、開発者はデスクトップ、タブレット、スマートフォンで使用できるアプリケーションを作成することができます。
Sencha Ext JS 6.0 は 2015年の6月より一般に公開されます。Ext JS 6.0 とアプリケーションの開発の将来について詳しく知りたければ、ぜひ SenchaCon 2015 に参加してください!