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BYOD 2.0がやってきた

こんにちは、ゼノフィnakamuraです。

この記事は、US Sencha社ブログ BYOD 2.0 Is Here を翻訳したものです。

BYOD 1.0さよなら!BYOD 2.0が来たよ!

BYOD 1.0は終わりました。企業は既に存在しているエンタープライズモバイル化管理ソリューションの欠点を認識して、改善されたものを求めています。企業はエンドユーザーが使い慣れたデバイスにアプリケーションやデータを安全にデプロイしたいと考えています。企業が管理したいのはユーザーのデバイスではなく、業務データです。データを保護するために、暗号化やID管理の専門知識を勉強しいわけではありません。複数のプラットフォームでアプリケーションをサポートするために、複数のコードベースを維持することでかかる余計な費用も節約したい。業務に関係ない消費者向けのモバイル機器ベンダーやそのApp Storeなどの気まぐれや第三者に依存性することから、自身のモバイル戦略を独立させたいと考えています。

BYODはどのように始まったのか

BYOD 1.0はスマートフォンやタブレットが大量に企業のIT環境に入り込んできた2010年上旬に始まりました。彼らのネットワークに氾濫している新しいデバイスのすべてを管理するIT部門にソリューションを提供するモバイル化企業が多く現れました。

この第一世代のエンタープライズモバイル化管理ソリューションは、社員の個人デバイスのセキュリティプロファイルを支配する体制をとりました。早い段階で利用した企業はすぐこの強気なソリューション MDMとMAM の欠点に気づきました。

MDMの場合、欠点の一つはエンドユーザーが会社のIT管理者にデバイスのコントロール権全てを渡すことでした。これはIT管理者がモバイル化のリスクを減らす為にデバイスのポリシーを強制できるようになりますが、その代わりにエンドユーザーのプライバシーもなくなります。その結果、エンドユーザーはMDMに基づいたBYODプログラムに対して抵抗を感じました。

MAMの提供者はより細かいソリューションを提供していますので、正しくアプリケーション上でのセキュリティと管理にフォーカスしています。しかし、このソリューションに従うと、企業は安全なラッパーで全てのアプリケーションをリビルドする、もしくはアプリケーションに直接管理のフックを挿入する低レベルSDKでアプリケーションを再設計する必要があります。どちらにしても、MAMソリューションを利用する企業は、その価値を得る前に多額の費用がかかります。

企業はBYOD 1.0を苦痛に思っている

企業にとって、BYOD v1.0のソリューションは問題を解決するとともに別な問題を発生させるので、利用することに疲れてきました。反対派の組織の1つは、ITカンファレンスで「BYODを断れますよ」というセミナーまで企画しました。明らかに、BYODを切り捨てるよりもこれらの問題を解決するより良い方法があるに違いありません。

BYOD 1.0はエンドユーザーのデバイスの管理がポイントでした。デバイスを管理することを可能とするには、IT環境にインフラを追加する必要がありました。一般的にセキュリティは少し向上しましたが、営業費と技術の複雑性も上がりました。BYOD 2.0は可能な限り、技術の複雑性、非効率な処理、無駄な費用を全て排除することです。 BYOD 2.0は企業にとって最も重要なことに集中します:企業のデータをモバイル化すること。

BYOD 1.0 – マルチプラットフォーム開発は無駄が多い

BYOD 2.0は可能な限り技術の複雑性、非効率な処理、無駄な費用を全て排除することです。BYOD 2.0は企業にとって最も重要なことに集中します:企業のデータをモバイル化すること”

モバイル用のアプリケーション開発は、冗長で高額であり、労力の重複による無駄が多く発生するような傾向で進化してきました。ネイティブ開発というものにおいては、開発者はサポートするプラットフォームごとに同じアプリケーションを実装する必要があります。これにはサポートする各モバイルプラットフォーム特有のコードのメンテナンスが発生し、それぞれで発生している同じ問題を解決します。さらに、ネイティブOSの提供会社から頻繁にデバイスのアップデートが公開されると、そのたびにアプリが動かなくなってしまわないように、常に迅速にパッチをあてる必要があります。このスタイルはスケーラビリティに欠けます。

ハイブリッドのアプリケーションでは、クロスプラットフォームの HTML5, JavaScript, CSSを使うことで、複数のプラットフォームで動作する単一のコードベースを生成できるので、上記の状況を少し改善します。 しかし、残念ながらこれらのものはネイティブパッケージャーでパッケージ化されて、同様に消費者向けのApp Storeで配布され、基盤となるOSに新しい非互換性が発生するたびにアップデートする必要があります。これもスケールしにくいスタイルです。

BYOD 2.0 – どのデバイスでもデータを安全で簡単にモバイル化する

より良い方法は、ハイブリッド/ネイティブアプリケーションやWebブラウザに不足している管理機能とセキュリティ機能を提供するランタイム環境にを用意して、そこに純粋なHTML5アプリケーションをデプロイすることです。ランタイムがネイティブOSとデバイスの機能を利用するためのAPIのブリッジを提供したら、企業はWebとネイティブ開発双方の利点を享受しながら、弱点を避けることが可能となります。

この保護され管理されたランタイム環境は、企業をデバイスの急速な進化から守ることができます。ランタイムがデバイスをサポートしている限り、開発者は自信を持って最小限の追加とテストでデプロイすることができます。

純粋なHTML5アプリケーションを管理されたランタイムでデプロイする手法で、あなたのエンタープライズモバイル戦略を長く使い続けることができます。複数のコードベース開発、ハイブリッドアプリケーションのネイティブパッケージング、企業のアプリケーションを一般的なApp Storeを通して公開すること、に対する費用を削減することを想像して下さい。エンド・トゥ・エンドのデータセキュリティと細かいデータアクセスコントロールを提供する、安全性が高く設計されたプラットフォームを利用して、デバイスを選ばずに重要なデータを送ることを想像して下さい。単一のコードでどのデバイスでも高度なユーザー体験を提供できることを想像して下さい。いえ、もう想像しなくても大丈夫です。BYOD 2.0が登場したので、全てを提供できます。

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